恐竜がやって来た! 「恐竜博2016」2016/03/15


国立科学博物館で開催されている、恐竜博を見てきた。
今回のテーマは、恐竜の「起源」「植物食」「飛翔」
「水中進出」「赤ちゃん」「恒温」「鳴き声」の7つのキーワード。

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恐竜の進化の歴史
恐竜は爬虫類から進化した。
爬虫類との違いは、骨盤の股関節が貫通していること。

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初期の恐竜、アシリサウルス
四足歩行で、骨盤の股関節が貫通していないため、
恐竜にもっとも近い爬虫類に分類される。

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ステゴサウルス

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チリのトカゲ、チレサウルス
植物食を示す歯(先端が大きくすり減っている)が特徴
植物を食べていたと考えられる獸脚類恐竜は初めての発見

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ティラノサウルス「スコッティ」
1991年にカナダで発見され、2013年に完成した全身復元骨格
これまで発見された中でも最大級の大きさで全長12メートル

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スピノサウルス
2014年に発表された研究に基づいた、全身復元骨格
後足が短く重心が骨盤の前にあるため、四足歩行と考えられる。
骨が中空でないため、水中に進出したと推測されている。

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カスモサウルス(幼体)
恐竜の子どもが見つかることは極めて少ない。
これは、骨が柔らかいため、化石で残らないためだ。
ほぼ全身が関節した状態で見つかった、
とても保存状態の良い標本で、1歳未満の赤ちゃんの可能性が高い。

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赤ちゃんの下あご

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こちらは大人の恐竜の下あご

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パラサウロロフス(幼体)
これまでに発見されたパラサウロロフスの中で最小の個体
全長2メートルで1歳未満と考えられる(大人は8mくらい)。

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パラサウロロフス(頭骨)
長い突起が特徴的

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カスモサウルス 正面から見ると目立つハート形の大きなフリルが特徴
四足歩行になることで、頭が地面に近くなり、
丈の低い食物を食べるにも適していたと考えられる。

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チンタオサウルス
頭部から伸びる約40センチの突起が特徴

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クリンダドロメウス
ウロコもあれば羽毛もある
鳥に進化しない鳥盤類の羽毛恐竜

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クリンダドロメウス(生体復元)

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