「古代アンデス文明展」を見る(その4) ― 2018/02/15
最後の帝国:チム-王国とインカ帝国
1000年前後にワリとティワナクが崩壊すると、
多数の地域政体ができ、対立や衝突が起きた。
北部海岸でチム-王国が急速に領土を拡大し、
14世紀末にシカンを制服して北部海岸の有力勢力になった。
ペルー南部高地のクスコ地域の小勢力であったインカが、
政治力と軍事力を増大させ、1470年頃にチム-を破り、
15世紀末までに、南北アメリカ大陸で最大の規模に成長した。
インカが支配した地域は、コロンビアからチリまでの約4000キロと言われている。
チム-文化
木製柱状人物像
インカ文化
金合金製の小型人物像(男性と女性)
インカ帝国のチャチャポヤス地方で使われたキープ
(文字を持たないアンデスで、情報の記録と伝達に使われた)
(ワリのキープとの比較が面白い)
インカ帝国の滅亡
1532年に皇帝アタワルパがスペイン人のピサロに捕らえられた。
この後40年にわたるインカ族の抗戦の歴史がある。
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