2億年の時を越えた進化2014/08/14


2.4億年前(中生代の三畳紀)に生息していた、魚竜のような水生爬虫類と
5千万年前(新生代)の水生哺乳類は、驚くほど体型が似ている。

水生爬虫類の化石。
爬虫類なので、臼歯がない(歯が、すべて尖っている)。

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水中哺乳類の化石。
哺乳類の特徴である、臼歯がある。

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2億年の時をこえて、違う道のりを経ても、
同じような姿形に進化していることがわかる。
これを「収斂進化(しゅうれんしんか)」と呼ぶそうだ。
収斂進化は、全く系統の違う動物が、似たような体形をもつようになること。

化石の世界は奥が深く、言葉も難解で取っつき難いが、
じっくり観察すると、興味深い。